毎年やってるトマト集計。今年はすっかり忘れてて、今頃集計しました。
まずは品種別の売上高。
品種 | アイコ | イエローアイコ | イエローミミ | シンディスイート | シシリアンルージュ | ピンキー | 麗夏 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
出荷量(Kg) | 110 | 128 | 104 | 126 | 130 | 117 | 404 | 1119 |
販売量(Kg) | 81 | 100 | 79 | 108 | 86 | 105 | 370 | 929 |
売上(円) | 61,958 | 77,354 | 62,734 | 63,866 | 44,786 | 84,538 | 126,775 | 522,011 |
列数 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 1 | 4 |
1列当たり販売量 | 162 | 200 | 158 | 216 | 171 | 210 | 370 | 232 |
1列当たり売上 | 123,916 | 154,708 | 125,468 | 127,732 | 89,572 | 169,076 | 126,775 | 130,503 |
販売率 | 74% | 87% | 76% | 86% | 66% | 91% | 91% | 83% |
- ピンキーの売上が良い
- シシリアンルージュの売上が悪い
- 大玉トマトとミニトマトの1列あたりの売上は同じくらい
- 全体的にはまずまず
ピンキーは良いですね。たくさん出荷できて、販売率が高い(=売れ残りが少ない)。
最近人気の品種です。
調理用トマトということでなかなか売れません。たくさん出荷していますが、販売率が低いです。
売れないので単価も下げているのでなおさらイマイチです。
自分で食べたいので来年も作りますが、少し本数を減らした方がいいかなぁ。
表の中で麗夏だけが普通の大玉トマトです。
売上はミニトマトと遜色ないです。
と、なると、大玉トマトの方が収穫の手間がかからないので効率的ではあるのですが、、、
でも、ミニトマトも好きだしなぁ。しばらく大玉トマトの比率はこんなもんかな。
シシリアンルージュだけ課題ですが、全体的にはまずまずかと思います。
来年も基本的にはこのラインナップでいくことにしたいと思います。
続いて過去との比較。
これは、出荷量で比較してみます。縦軸が累積出荷量(Kg)、横軸が日付です。
ここ3年ではいちばん良いです。まあ、去年はうどんこ病でぼろぼろでしたけど。
今年は作付量を今までの3分の2にしました。今まで6列植えていたのを4列に減らしたのです。
にも関わらず出荷量は上がりました。あまり多く植えても駄目、ということですね。
列を減らしたので空間ができ、作業性もアップして楽になりました。
他にも新しい試みとして以下をやってます。
- うどんこ病対策で薬を使った
- 灌水をした
- 苦土石灰を追肥した
- チッソ分(米ぬかぼかし)を追肥した
去年の反省です。蔓延させずにすみました。
今まで水は全然やっていなかったのですが、土が乾いたら少し灌水してみました。週2回ぐらいですかね。
トマトが元気になったような気がします。
葉っぱの様子をみて苦土石灰を追肥しました。
苦土は葉っぱの葉緑素を作る成分で、石灰は作物をしっかりさせる作用があります。
そういえば、石灰不足で起きる尻腐れ病も少なかったです。尻腐れ病は水がなくて石灰が吸収できなくても発生するので、灌水の効果もあったのかもしれません。
なんとなく、効いているような。。。
まあ、来年もやってみます。
というか、毎年初期生育時の葉っぱが肥料過多の症状を示しているので、元肥を減らして追肥を多めにしてみたいと思ってます。
レタスの種をまきました。
新聞紙でくるんであるのは、湿度を保つためです。発芽させるためには乾かしてはいけないのです。
来年2月ごろに出荷予定です。
ちゃんと発芽してますよ。
先週の出荷作物
- 菜っ葉
- ホウレンソウ
- ブロッコリ
- スティックセニョール
一時停止中。次が育つのを待ちます。
ちょっとだけ出してます。ホウレンソウは今までほとんど育たなかったのですが、苦土石灰を追肥したらちょっと良い感じになりました。
少しずつ出荷してます。
出荷始めました。
初めまして。調理用トマト、イタ飯ブームを機に日本での認知度は高まっていますが一般家庭での普及はまだまだといったところだと思います。直売だと調理レシピを載せたPOPを付けるとか一工夫しないと難しいかも知れません。
調理用ミニトマトでのお勧めは「ロッソナポリタン」(パイオニアエコサイエンス)です。シシリアンルージュより皮が厚いですが糖度が9~11度と高いので生で食べても美味しく甘みと酸味のバランスが良いミニトマトです。シシリアンルージュより濃厚な食味は名前の通りトマトソースを作るのに向いていて生食に飽きたら加熱調理にも使えるなど無駄が無いところも良いですね(自宅ではサラダやトマトジュースなど生食がメイン、食べきれないときはナポリタンやグラタン等に使いました)
自宅の畑で露地栽培した時は雨除け無しでも裂果が少なく病気もほとんど見られませんでした。草勢が強く結実性が良いので整枝管理や収穫は忙しかったですが(笑)
コメントありがとうございます。
ロッソナポリタン、ちょっと調べてみますね。
>灌水をした
トマトの中でもミニトマトは樹勢が強く、光合成の原料となる水を必要とします。水を切らし、チッソ吸収を抑えることで、硬くて小ぶりな甘いトマトをつくることはできますが、土中で硝酸化した肥料によって根を傷めてしまうリスクがあります。一回あたりの灌水量は少な目にして灌水回数を増やすこと(少量多灌水)によってチッソを多く吸わせることで花数が少なくなり、そのぶん花が大きくなって、ミニトマトの果実を大きくできます。
>苦土石灰を追肥した
苦土(マグネシウム)は光合成を高め、糖度アップだけでなく皮をしっかりさせるのに働きます。苦土はカリと拮抗作用が有りますので苦土を効かせたい時にはカリを減らし気味にすると良いでしょう。苦土石灰の代わりにニガリ(塩化マグネシウム)を追肥して、ニガリに含まれている塩素を効かせ、生育や果実の品質を締め、棚持ちを良くするというやり方も有ります。
>毎年初期生育時の葉っぱが肥料過多の症状を示している
ミニトマトは栄養成長で葉を増やすのと並行して、光合成によって炭水化物の生産を増やしていき、成長が遅くなってくると余った炭水化物が生殖成長にまわり、花を着け果実を肥大させる栄養成長・生殖成長同時進行型の野菜です。そのため、長い栽培期間にわたって施肥成分の連続供給が必要となり、施肥は追肥を重点に行うことが大切です。ボカシ肥料は土中微生物の大好物の食べ物で土中微生物増加による土壌の団粒化が期待でき、団粒化の進んだ土壌で作物はストレス無く育つことで、旨みや甘さが増すと言われていますのでお勧めです。
コメント、ありがとうございます。