1月19日に未来塾の授業の一環として市場見学に行ってきました。
単に見学するだけでなく、責任者の方からお話を伺うことができました。
宇都宮中央卸売市場
- 卸売り市場には、①中央卸売市場(農林水産省管轄)、②公営市場(地方自治体管轄)、③私設市場の3種類があり、宇都宮中央卸売市場は北関東で唯一の中央卸売市場である。
- 宇都宮中央卸売市場には、卸売2社、仲卸15社、買出人(小売店)300が参加している
- 全体の6割を仲卸が購入し、3割を買出人が購入。残りの1割は市場転送される
- 市場は受託拒否ができない。どんなものでも市場に入ったものはお金に変える
- 卸会社の機能は、受給調整・品質評価・価格形成、がある。特に価格はいろいろなことろで参考にされる。
- 代金の決済は2営業日。今日売れれば、明後日には代金を振り込む
- 市場にはだれでも出荷は可能
- これから農業をやるのであれば、毎日お金が入る仕組みを考えたほうが良い
道の駅 どまんなかたぬま
- 平成13年に設立し、今年で11年目
- 地元の人達に繰り返し繰り返し使ってもらえるようにということを考えて設立した
- 役場とのジョイントであるが、ここで稼いだお金はここで使う、ということを納得してもらって、毎年投資をしている
- 飲食、物販の総合力でお客を惹きつけようと考えている
- 地産地消が基本で、現在の生産者は180名程度
- 田沼町でそろうものは田沼町で
- 無ければ周辺地域(安足地区・・足利市、佐野市)
- それでも無ければ栃木県内のものをそろえる
- ただ、お客様から「ここの商品だけでは、カレーも作れない」という声を聞いて、仕入れ品(=県外からの商品)も増やすようにした。仕入れ品は全体の2割にするように心がけている。
- 日本の風土で完全無農薬は難しい。減農薬で良いと思っている。基本は土作り。植える時期を間違えると良いものはできない
- いい品質のものを適性価格で売り続けるため、値引きはしない。従業員割引もしない。
- 生産者の代表4名による品質価格管理委員会を設けて、毎日、品質・価格のチェックをしている
- 当初は品質に疑問のある商品もあったが、生産者のレベルも向上し、高い品質になった
- 無添加の日持ちのしない商品、全国展開できない商品を消費者は求めている。
- 伸びる農業者というのは、やる気があって前向き、勉強熱心な人である。
まずは作物を作るところからですが、販売もそろそろ考えなければなりません。といっても、売る先は限られているからまずは身の回りのスーパーや直売所に営業ですかね。個人的に買っても良いよという友人もいるのですが、しばらくはそんなに種類がないのでちょっと難しいかなぁ、と思ってます。いろいろ難しいです。